仙台市保健所より「外国人理解を深める(3回目)」の講話依頼を頂き
昨日(6月29日)、宮城野区役所にて「外国人理解を深める(3回目)」を講話をさせて頂きました。
今回は、3月に入社したしたネパール人職員(本校を11年前に卒業した学生でもあります)に中心となってもらいました。今年の参加者となった皆さんは、既に日々の職務で外国人の対応をされている医療関係の方々、区役所の窓口で対応している方々、保健師として外国人妊婦、乳児の支援を行っている家庭健康課の方々等でした。去年まで質疑応答の際、私はあくまで日本語学校の職員として学生を見ている立場からしか答えることができずちょっとモヤモヤしていたのですが、今年は彼が前面で話をしたことにより、より確実な情報を提供できたのではないかと思います。バッググラウンド(もともとは留学生、会社員経験10年、現在保育園に通う子の子育てをしている、家で子どもとの会話は日本語、病院や行政の書類手続きは奥様ではなく彼が担当等)も質問しやすい幅があったのかなと。ネパールの離乳食、役所での申請手続きに関する質問などに外国人目線で直接答えられたところは本当に良かったと思います。
前回までは「留学生とは、外国人とは」という全体像の情報提供を日本人である私が「~といった傾向がある」のような内容で話してきました。今回の講話会を終わってしみじみと感じたのは、もはや行政機関へは「このような傾向が」の情報提供のみでは間に合わないということです。現場職員の方々は日々外国人対応の職務に追われています。本校の職員のような人材(外国人目線ながらしっかり地域に根付いている人)が、区役所や市役所に必要で、その職員がいる区役所、市役所そのものが「ザッツダイバーシティ」というものになるのではないか。現在でも相談窓口や電話での多言語通訳サポートなどはありますが、一つの課に携わる外国人職員はいません。令和8年4月30日時点で外国人住民数が19,534人である仙台市に非常勤になるとは思いますがそのような体制ができれば良いのになあと考えさせられました。
本校の卒業生は社会人になった後も引き続き仙台在住で活躍を続けている人が多いです。そして「留学生の先輩として役に立てることがあればいつでも言ってください」と連絡をくれます。もしまた講話などの御依頼を頂ければ、更に現場の方々のためになるような形で、幅広い内容に関してお受けできるよう取り組んでいけたらと思います。